2023.05.23
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3D スキャナの現地調査及び設計への活用
日本では広く活用されている3Dレーザースキャナですが、弊社でも3Dレーザースキャナを現地調査及び3D設計に活用しております。
プラントは建屋や照明・空調等の建築付帯設備、機器、配管、ケーブルトレイや電線管など様々な物で構成されていますが、その全ての位置と形状を正しく表記した設計図はほとんどありません。このためプラントの増設、改造、メンテナンス工事を計画・設計する際はこれまで、時間と労力をかけた現地調査を行い、その調査結果に基づいた設計を行っておりました。それでも現地工事が始まると現地調査で正確に記録しきれなかった物との干渉が頻繁に発生していたのが実情でした。
しかし今では3Dレーザースキャナの活用により、これらの問題が大幅に改善されています:
3Dスキャナ活用のメリット
• 短時間で高精度の現地調査が可能。
• 高所でも地上から計測可能なため、調査のための足場が不要。
• 現状設備の三次元データをデジタル空間内で再現可能。
• 建屋、機器、配管、電気設備等の実寸法を確認しながら干渉を避けた配置設計が可能。
• 現状設備に改造後の3Dモデルを合成し、完成形をリアルに確認可能。
その結果、現地調査と設計の期間短縮と干渉による手戻り工事の削減による現地工事期間短縮が共に実現されています。
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